同性同士のセックス描写がある作品、子どもに「読ませるわけにはいかない」 全米15州以上の学校の図書室から排除 | AERA dot. (アエラドット)
近年、全米の図書館に対して「禁書」を求める活動が活発化している。標的は「LGBTQ」「黒人」「性自認」などをテーマにした書籍だ。AERA 2023年6月12日号の記事を紹介する。
要約すると
全米15州以上の学校の図書室から、同性同士の性描写がある作品が排除されている。保守派の保護者たちが、「LGBTQ」や「黒人」などをテーマにした書籍を学校の図書室に置かないでくれと要求し、教育委員会に訴えている。排除された作品の1つは、ジョージ・M・ジョンソン氏による自叙伝エッセイ『All Boys Aren’t Blue』で、思春期に異性に興味を抱き始める周囲の男の子たちと自分は何かが違うと感じていた少年が、「自分はクィア(性的少数者)だ」と認識すると共に、黒人としてのアイデンティティーを強く求めて成長していく過程を描いた作品である。一部の保護者たちからは、同性同士がセックスする描写がある作品を子どもたちに読ませるわけにはいかないとして排除要請が提出された。ジョンソン氏本人は、この作品でひとりじゃないという感覚を若い読者に持ってほしいと語っている。
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