論文海賊版サイト、日本の違法ダウンロード720万件 5年で5倍超 | 毎日新聞
有料の学術論文をインターネット上に無料で公開する違法な海賊版サイトの利用が急増し、日本からのダウンロード数が2022年に延べ約720万件に上ったことが毎日新聞の調査で判明した。比較可能な17年の5・6倍に当たる。論文の購読料高騰が背景にあるとみられるが、利用する研究者側の倫理も問われる。
要約すると
有料の学術論文を無料で公開する違法な海賊版サイト「Sci-Hub」が急増しており、日本からのダウンロード数が2022年に延べ約720万件に上ったことが調査で判明した。比較可能な17年の5・6倍であり、論文の購読料の高騰が背景にあると考えられている。サイトは著作権侵害であり、出版社に正当な利益が還元されず学術誌発行が困難になる恐れがある。海外では損害賠償請求やドメイン名の差し押さえが行われている。この海賊版サイトの利用は研究者の倫理にも問題がある。
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