まもなく2度目の「失われた30年」がはじまる…日本株の「バブル期以来の高値更新」をまったく喜べないワケ これは日本経済がすでに詰んでいる証左である
日経平均株価が3万円を超え、33年ぶりに最高値を更新した。日本経済はこれからどうなるのか。モルガン銀行(現・JPモルガン・チェース銀行)元日本代表の藤巻健史さんは「インフレは止まらず、株価はバブル以来の水準に上昇している。日銀による金融引き締めが不可欠だが、そうすると日本円が一気に紙くず化する恐れがある」という――。
要約すると
藤巻健史氏は日本経済がインフレになり、バブル期以来の株価水準に達していることに警鐘を鳴らしている。日銀はこの状況を打開するために金融引き締めが必要としながら、財政ファイナンスを行うことで日本政府と一体化してしまっており、日本円の価値が急速に失われる恐れがある。一方、日銀が一番大切な仕事である物価の安定を維持するために国債を大量に保有しながらも、長期金利の変動幅が増えると日銀は債務超過に陥り、日本円の信頼を失う可能性があるということが指摘されている。
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